夏山登山教室 2023  修了山行        「奥大日岳~立山三山」

                                                                                               13名参加(内受講生6)

728() 晴れ  BS称名滝・・大日岳登山道入口・・牛ノ首・・                   大日平山荘

 

バス車中から悪城の壁(あくしろのかべ)を見上げる。一枚岩としては日本一の高さがあるらしい。古座川の一枚岩の5倍の高さは圧巻。BSから10分ほどで大日岳登山道入口に着いて標高差500m余りの称名坂を登る。上部以外、傾斜はきつくなく鞍部の牛ノ首に達する。尾根左下には大日平から流れ出る沢が並走している登山道を100mほど登って木道に出る。この大日平は対岸の弥陀ヶ原と共にラムサール条約登録湿地となっている。大日平山荘まで延々と続く木道を管理されているであろう山荘のご主人のご苦労が偲ばれる。

729() 晴れ  大日平山荘・・水場・・大日小屋・・ハシゴ・・奥大日岳・・室堂乗越・・新室堂乗越・・剱御前小舎

 

本日は累積登高高度が1600mほどのタフなルート。下降高度も600mほどある。気を引き締めて4時過ぎに山荘をあとにする。大日平に流れ込む沢筋に沿って450mほど登ってすぐに鏡石。小尾根を越えると主稜線鞍部にある赤い屋根の大日小屋が目に飛び込んでくる。日本庭園を彷彿とさせる“七福園”を過ぎ、傾斜のないハシゴから、崩壊地のような岩場を登って奥大日岳へ。手前で当会の別パーティーが手を振って迎えてくれた。眼前には急峻な東大谷を挟んで剱岳が圧倒的な存在感で鎮座する。

この尾根には二重山稜が所々あって池塘が点在する。クサリのある岩場を下り新室堂乗越へ。ここまでピークを7つ越えてきたが、最後に400m弱の登りが待っている。ようやく辿り着いた感がある剱御前小舎からの夕日は美しかった。

730() 晴れ  剱御前小舎・・別山南峰・・富士ノ折立・・大汝山・・雄山・・一の越・・浄土山・・室堂山展望台・・室堂山荘分岐・・みくりが                            池温泉

 

皆さんよくご存じの立山三山、別山と立山、浄土山。思っていたよりも安定した登山道でした。

北アルプスの山々を見ながら(富士山や八ヶ岳も)の天空の縦走。数々の山を望んで、次はあの山に登りたいと希望を抱いたメンバーもいたことでしょう。


夏山登山教室 2023  

5月19日(金)    19:00~21:00 

 

開講式・座学①     神戸市中央区文化センター

             17名出席(内受講生9)

 

一般受講生・会員受講生併せて9名を迎えて夏山登山教室が始まりました。開講式での自己紹介、教室の日程等の説明に続いて、座学①の「服装と歩き方」では今後の実技や修了山行での服装と歩き方について説明、「修了山行のコース案内」では修了山行で行く奥大日岳・立山三山の行程の案内をしました。7月末の修了山行に向けて2カ月間6回の実技を行います。

5月21日(日)   晴れのち曇り

 

実技①                「桶居山」

           14名参加(内受講生5)

 

姫路別所駅・・山神社・・桶居山・・鷹ノ巣山・・百閒岩・・鹿嶋神社

 

最高気温25℃暑さ指数は警戒25の予測が出ている中、暑熱順化を始めるには木陰の少ない岩々した桶居山からの縦走は厳しいかもしれない。登山口の山神社からのいきなりの急登を頑張り1時間で美しい三角錐の桶居山。(宮本武蔵が兵法を習ったと「播磨鑑」にあるそうです)ここで休憩とコンパス読図を行う。そしてアップダウンを繰り返し、昼食も取り、2時間弱で鷹ノ巣山。標高は264mと低いが海まで見渡せる抜群の眺望が広がり、親子連れも来られる人気の山のようです。今回は馬の背ではなく、ここから先の百間岩を下ります。傾斜30度高低差60mで滑りにくい岩肌ではありますが恐怖心は否めない。けれども皆、立ち止まることもなくあっという間に降りていきました。素晴らしい!鹿嶋神社にコースタイム通り下山しました。自分へのご褒美に鹿嶋神社名物の柏餅を各々買われていました。

受講生の方々からは、色んな岩を見たり、登ったり、皆で一緒に暑さに負けず歩き通せて楽しかった!との言葉を頂きました。

5月28(日  曇り

 

実技②                「菊水山~鍋蓋山~学校林道」

           13名参加(内受講生6名)

 

鵯越駅・・石井ダム分岐・・菊水山・・鍋蓋山・・桜茶屋・・学校林道・・雷声寺

 

気温は24で曇り、森の中を歩き進む実技は前回に比べるとまだ涼しいとはいいつつ、湿度の高さが気になるところである。前半の鵯越駅から鍋蓋山辺りまでのルートは垂水労山がクリーンハイクを担当しているということもあり、比較的安心して歩くことができる。菊水山頂上直前では眼下に神戸の街が一望でき、涼しい風が通り抜ける。頂上までもうすぐ。菊水山の頂上でコンパス読図を行う。ここで休憩とコンパス読図を行う。菊水山をいったん下り、再び鍋蓋山の傾斜を上がっていく。鍋蓋山頂上では読図を行い、これから進むルートの説明を行う。まだまだこれで全ルートの半分だが、疲労感を感じる登りはそう多くはない。比較的高低差の少ない道を大龍寺山門を経由して進み、桜茶屋へ。トイレ休憩をとる。そして、学校林道に向けて歩き進める。学校林道分岐の休憩では、これから通るルートの地形に言及しながら読図も行った。学校林道は落ち葉が多く、滑りやすい道であり、ちょっとしたハプニングもあったが、無事皆雷声寺にたどり着くことができた。予定時刻より30分早く下山することができた。 受講生の方々からは、無事歩き切れてよかった・新緑が気持ちよかった等の感想があった。 

 

6月8日(金)    19:00~21:00 

 

座学②          神戸市中央区文化センター

             17名出席(内受講生9)

 

実技①.を歩き終え、一般受講生・会員受講生9名全員揃っての、座学②でした。「地形図の見方とコンパス操作」では立ち上がってのコンパス操作を何度も実践し、「装備とパッキングの仕方」では荷物を持って来てザックに詰め、背負い、どのベルトから締めるべきかを実際学びました。

その後、連絡事項の時間を使い、高山病予防の一つとして「口すぼめ呼吸」の説明をしました。

6月11(日  雨のち曇り

 

実技③                「雨天代替コース」

           14名参加(内受講生8名)

 

神鉄有馬温泉駅‥落葉山‥灰形山‥湯槽谷山‥極楽茶屋跡‥ガーデンテラス‥油コブシ‥六甲ケーブル下

 

実技③は武奈ヶ岳に行く予定でしたが、雨の予報で雨天代替コースに変更しました。小雨の降る中、レインウエアを着て有馬温泉を出発。有馬三山を越えて六甲山の稜線まで上がるルートはアップダウンの連続で体力を消耗します。雨の中の立ち休憩でこまめにエネルギー補給して次の登りに備えます。幸い雨も風も強くならず樹林帯で雨を凌げました。ガーデンテラスに着く頃には雨が上がり一瞬の霧の晴れ間に神戸、大阪の景色が楽しめました。受講生からは雨の中歩くのは初めてで体験できてよかったとの前向きな感想をいただきました。

6月25(日  曇りのち晴れ

 

実技④                「山芦屋公園~地獄谷~雨ヶ峠~蛇谷北山~                                   一軒茶屋~有馬」

           16名参加(内受講生7名)

 

阪急芦屋川駅‥地獄谷‥風吹岩‥雨ヶ峠‥土樋割峠‥蛇谷北山‥一軒茶屋‥東屋‥有馬虫地獄

 

 梅雨の合間の晴れの日。暑さ指数は終始警戒レベルの予報ではあったが、例年通りの水量の地獄谷の水の中を歩くには心地良く、さほどの渋滞もなく16名と大勢だったけれど、ほぼ予定通りの時間で風吹岩に着いた。受講生の方々から水の中を歩くのは楽しいという言葉も聞かれた。

途中の万物相からは芦屋の街並みと大阪湾が一望に晴れ渡りくっきりと見えた。  雨ヶ峠で昼食/読図をし、東おたふく山の緑の草原を越えて土樋割峠へ。そこからの蛇谷北山へのコースは緩い登りが続き、高湿度の中、体力消耗との戦いであった。一軒茶屋でひと息ついて、有馬に向かって魚屋道を下った。希望者は銀の湯で汗を流してさっぱりとして帰路についた。

7月9(日  雨時々曇り

 

実技⑤                「市ケ原~黒岩尾根~掬星台~上野道~摩耶                                  ケーブル下」

           12名参加(内受講生5名)

 

新神戸駅・・見晴らし展望台・・桜茶屋・・黒岩尾根・・アドベンチャーコース・・掬星台・・上野道・・摩耶ケーブル下

 

雨予報の為、当初予定していた掬星台からの下りを、杣谷から上野道に変更して実技⑤を実施した。小雨で湿気も高く蒸し暑い中、急登が続く黒岩尾根を登る。立ち休憩を何度か取りながらアドベンチャーコースの分岐へ。アドベンチャーコースを地蔵谷まで下り、天狗道と合流し摩耶山まで登り返しだ。掬星台でひと息ついたが、霧の中で全く展望はなかった。上野道を下り摩耶ケーブル下近くまで来ると大粒の雨が降り出した。杣谷を下らずに良かったと実感した。受講生の方々からアドベンチャーコースが良かった、今日も楽しかったとの感想をいただいた。

7月16(日  晴れ

 

実技⑥                奥高座周辺

           14名参加(内受講生6名)

 

高座ノ滝‥ロックガーデン中央稜‥高座谷左俣…キャッスルウォール基部 (登下降路を空荷で↑↓)‥奥高座ノ滝‥落ち口上‥奥高座左俣‥アカシヤ尾根‥高座谷左俣出合‥高座ノ滝

 

最後の実技、午後から修了山行ミーティングがあるので今日は半日コース。岩場の通過を組んでいるのでザックは小さめ軽め。それでも梅雨の晴れ間、日射しは厳しく、暑さ指数は実技中最高の29.7(神戸10)を記録した。南風はあるが蒸し暑い中央稜から細流がある高座谷左俣を下る。キャッスルウォールの登下降路を空荷で上部バンド辺りまで登り下り。奥高座ノ滝右滝の落ち口上の広場まで右滝左滝の間の岩場を登り切ってホッとする。風の小滝からアカシヤ尾根への予定だったが、奥高座左俣の渓相が変わっていて早めに左の尾根に登ってしまった(反省💦)。ために、高座ノ滝まで予定より15分オーバー。

7月16日(日)    15:00~17:00 

 

修了山行ミーティング       灘区文化センター会議室C

                 17名出席(内受講生7名)

 

 

 

最終実技⑥を無事に終えた下山後に、修了山行を迎える為のミーティングが行いました。

配布書類<登山計画書・行程表・断面図、地形図、交通と宿泊費用、天気情報取得アプリ>に沿って、持ち物、交通手段、行程表、地図では危険個所など確認する。テキストを使って、雷発生時の注意点も促した。

・毎回の綿密な計画に驚いた  ・歩荷トレなど頑張れた  ・修了山行を楽しみにしている  等々受講生の皆さんから感想が寄せられました。

2か月に及ぶ夏山登山教室は、和気あいあいとチームワークもでき、修了山行へのモチベーションも高まり、閉講となりました。   さあ、立山へ