夏山登山教室 2025 修了山行 「常念岳~大天井岳~燕岳」
13名参加(内受講生3名)
7月25日(金) 晴れのち一時雷雨
一ノ沢登山口・・王道ベンチ・・笠原沢出合・・胸突八丁道標・・最終水場・・常念乗越・・常念小屋
穂高駅からタクシーで一ノ沢登山口へ向かう。崩落復旧工事の為、手前で降車し舗装路を歩く。一ノ沢登山口8:25での気温23℃。昼から雨予報が出ていた。一ノ沢登山道は、整備された沢沿いの道を歩き1時間ほどで最初のポイント・王道ベンチに到着。ベンチのある場所よりもすぐ上に広めの木陰があり、ここで行動食と水分を補給する。この頃から体調不良者1名、周りのサポートを受けながら歩を進める。左手に常念岳を見ながら笠原沢出合に向かう。一般受講生も足を攣った人がいたが小休止を取りながら幾つかの丸太橋や丸太ハシゴを登り、胸突八丁道標に到着。胸突八丁からは傾斜も急になり汗がポタポタ滴り落ちる。手持ちの水の残量が気になりだしたタイミングで最終水場に到着。給水にも時間がかからない水量で氷水のような冷たさが有難い。命の水に思えた。そこからは九十九折れの急斜面で標高を上げていく。足を攣った受講生もいたが周りのサポートを受け歩けた。常念乗越手前で雷鳴が聞こえてきた。13:25先頭班が常念小屋到着と同時に雨が降り出し、15分遅れで後続班が小雨にあたりながら到着。小屋に到着後は全員元気を取り戻していた。
7月26日(土) 晴れ
常念小屋・・常念岳・・常念小屋・・横通岳南肩の西・・二ノ俣尾根分岐・・大天荘・・大天井岳・・大天荘
常念小屋に荷物をデポして出発。ガレ場の九十九折の急坂を登っていくと常念岳山頂。槍・穂高連峰の大展望が見えた。下山途中、五合目付近で浮石にバランスを崩し転倒事故発生。額からの流血、膝裏を痛め応急処置を実施。常念乗越で付き添い2名、体調不良1名、怪我人1名の計4名は一ノ沢登山口に下山することに。9名で残りの山行を継続した。気持ちを入れ替え常念乗越からコメツガ林に入り抜けきると横通岳が目の前に。ここからは山腹をトラバースする登山道が続くが15分おきに休憩をとり、意識して水分、エネルギー補給とストレッチを行うように声掛けをした。もう少し足を進めると斜面に可憐なコマクサの花が疲れた体を癒してくれ、左手には槍・穂高連峰の大パノラマが。時折、ガスで視界悪くなるものの雷鳥の親子が目の前に現れた。二ノ俣尾根分岐から今日の宿泊地の大天荘が見えた。到着後、少し長めの休憩をとってから大天井岳へ。山頂はガスで覆われ、期待していた眺望は見えず足早に下山し、明日の燕岳に備え体を休めた。
7月27日(日) 晴れ
大天荘‥切通岩‥大下り頭‥蛙岩‥燕山荘‥燕岳‥合戦小屋‥中房温泉登山口
3日目は日の出前に山荘を出発。大天井岳の東側斜面を下り表銀座縦走路に合流する。歩いて来た道を振り返ったり、左手に裏銀座縦走路の山々を見ながらの稜線歩き。途中たくさんのヒナを連れた数組の雷鳥の親子や斜面一杯に咲くコマクサの群生に出会う。燕山荘に立ち寄り、有名なイルカ岩やメガネ岩を探しながら燕岳に登頂。3日間見続けたアルプスの山々を見納めして樹林帯の長い合戦尾根を下る。大勢の登山者とすれ違いながら中房温泉に下山。受講生と共に3日間歩き通せたことに安堵した。
国民平和大行進 に参加しました。
2025年7月15日(火)
快晴
JR相生駅‥相生市役所‥高取峠‥JR坂越駅前‥赤穂市役所
相生駅を11:00に出発して赤穂市役所16:30着の5時間30分(途中、昼休憩含む)の行進。 毎年、決められた担当コースを歩いている。 労山、スキー協議会、新婦人、年金者組合、他、兵庫県実行委員会の皆さんと、駅前集合で毎年の顔ぶれ、久しぶりにご一緒する人もいる。 相生署、中央通りを経て相生市役所でお昼休憩、午後からはペーロン祭りの相生湾を横切り、最大の難所高取峠へと向かう。車が行きかう峠道は危険と隣り合わせで気が抜けない。ここが、赤穂浪士の早籠で有名な峠である。立派な脚の早籠像のモニュメントを見て昔の人に思いを馳せる。 峠を下り千草川の橋を渡って坂越駅へ。 午後の炎天下の中、赤穂の街中を経て市役所へと最後の頑張りとなった。 (2名参加)
7月13日(日) 晴れ
実技⑥ 「キャッスルウオール~城山尾根」
15名参加(内受講生4名)
山芦屋公園・・高座の滝・・中央稜・・高座谷左俣・・キャッスルウォール(CW)・・城山尾根・・高座の滝・・山芦屋公園
最終実技は下山後に修了山行のミーティングがあるため半日コース。 入山時には暑さ指数は既に「厳重警戒」レベルに。 ゆっくりと中央稜を登るが日差しが厳しく風もない。二つ目の鉄塔を過ぎて緩やかになり、緑陰の小径を進む。左俣は半ばから細流が現れて少し気が休む。CW基部で大休止。3班がそれぞれ登下降路を途中まで空荷で登り降りする。 その後城山尾根まで登り返すのだが、このコースは方向感覚がいつもおかしくなる。高座谷への分岐は、鉄塔との位置関係を事前に見ていたのに予想と食い違う。 4人の受講生の方々も、多人数でリーダーは十分に目が行き届かなかったことでしょうが、暑さや岩場を乗り切って修了山行に臨むことになりました。
6月29日(日) 晴れ
実技⑤ 「黒岩尾根~掬星台~杣谷」
19名参加(内受講生5名)
新神戸駅‥見晴らし展望台‥黒岩尾根‥アドベンチャールート‥地獄谷合流‥天狗道合流‥掬星台‥杣谷峠‥長峰橋‥長峰橋近くの公園
暑さ指数厳重警戒の中、汗だくになりながら黒岩尾根を登りました。受講生の方もだんだんと体力が付き、余裕をもって歩けていました。体力維持のために7月のクリーンハイクに参加予定の方もでてきて、本番に向けて気合十分。風もあまりない中、トレーニングを頑張ってきました。
6月22日(日) 曇り
実技④ 「芦屋地獄谷~蛇谷北山~有馬」
19名参加(内受講生4名)
阪急芦屋川駅・・山芦屋公園・・地獄谷入谷点・・風吹岩・・雨ヶ峠・・土樋割峠・・蛇谷北山・・一軒茶屋・・東屋・・有馬虫地獄
実技も4回目を迎えて後半戦に入りました。回を重ねるごとにメンバーの結束が強まっているように感じます。 当日は普段よりも重い荷物を背負いながら、地獄の名を冠した谷を遡行し、迷路のような岩場を抜け、いくつも峠を越えて有馬温泉を目指しました。 途中、汗(涙?)に塗れつつも蛇谷北山では吹き抜ける風に涼をとり、魚屋道を降りる頃には皆の顔に笑顔が浮かんでいました。
6月8日(日) 曇り時々晴れ
実技③ 「武奈ヶ岳」
18名参加
坊村・・御殿山・・ワサビ峠・・武奈ヶ岳・・コヤマノ分岐・・ヤクモ池・・北比良峠・・カモシカ台・・大山口・・イン谷口・・比良駅
数日前まで雨予報だった日曜日でしたが、当日の天気は曇り。時折、晴れ間も見えて、気温もそれほど高くなく、少し蒸し暑さはありましたが、歩きやすい一日でした。
体操やミーティング、読図を終え、9:50に坊村から出発。登山口からいきなり急登で御殿山までつづら折りの道が続きます。すでに下山してくる方が割といて、すれ違うために一旦足を止めるのがちょうどいい休憩となりました。御殿山からは武奈ヶ岳への稜線がはっきりと見え、テンションが上がりました。そして読図をここでもして、休憩。ベニドウダンやタニウツギ、ヤマツツジなどの花が道の両脇に咲き、癒されながら、武奈ヶ岳へ。みんなで集合写真を撮り、ヤクモ池、北比良峠へ。下山中、2人が足が攣ったり、歩行不安定となりましたが、全員で比良駅まで無事に下山できました。
5月25日(日) 曇り
実技② 「高御位山」
20名参加(内受講生5名)
JR曽根駅・・豆崎登山口・・大平山・・大谷山・・地徳山・・別所奥山・・鷹ノ巣山・・長尾奥山・・高御位山・・小高御位山・・中塚山・・北山鹿島神社登山口・・JR曽根駅
実技2回目は、播磨アルプスの高御位山を縦走しました。前日の大雨で、登山道がぬかるみ滑りやすく、岩の露出した尾根道が多く、上り下りを皆こわごわ慎重に歩きました。岩尾根の稜線から、海を見渡す景色は爽快で、遠く家島、小豆島、四国まで見下ろし、大満足の眺望でした。受講生からは、初めての岩歩きで膝下がぶるぶるしてるが楽しかった、 皆さんの山の装備が勉強になった、 初めて9kg背負った歩荷トレを体験した、 尻もちつかず歩けた … などの感想をいただきました。
5月23日(金) 19:00~21:00
座学② 神戸市中央区文化センター 1110号室
22名出席(内受講生6名)
座学②では一般受講生6名が参加し、「地図とコンパス」の使い方を実際のコンパスを用いて学んだ。 今後の実技や修了山行で活用する技術の一つであるため、皆さん真剣な表情で参加された。 「装備とパッキング」では修了山行に用いる実際のバックパックを用いて説明を行なった。基本的な装備について学んだ。 一般受講生やスタッフも共に学ぶ良い雰囲気で実施できました。 次回の山行で今回学んだ地図とコンパスの使い方を実践で行うことになっています。
5月18日(日) 晴れ時々曇り
実技① 「菊水山~鍋蓋山」
18名参加(内受講生3名)
鵯越駅・・菊水山・・鍋蓋山・・学校林道・・雷声寺・・新神戸駅
今年も『夏山教室』実技が始まりました。昨日までの雨で湿度も高く、まだ暑さに慣れていない体は歩き出すと汗だくでした。今日は3人の受講生を交え18名の参加。例会「鵯越駅〜ハーブ園」コースの人達と菊水山頂や鍋蓋山頂で出会い楽しく歩けました。
今年も頑張って体力をつけて修了山行の『常念岳〜大天井岳〜燕岳』を目指したいと思います。
5月16日(金) 19:00~21:00
開講式・座学① 神戸市中央区文化センター 1110号室
21名出席(内受講生7名)
一般受講生7名を迎えて夏山登山教室が始まりました。自己紹介、教室の日程等の説明の後、座学①の「服装と歩き方」では今後の実技や修了山行での服装と歩き方について説明、「修了山行のコース案内」では地図を見ながら行程の案内をしました。受講生の中から質問してくださった方もおられ、実技の目的などを聞き和やかな雰囲気で行われました。
夏山登山教室 2024 修了山行 「北岳~間ノ岳」
14名参加(内受講生2名)
7月26日(金) 晴れ
広河原・・大樺沢分岐・・第一ベンチ・・第二ベンチ・・白根御池小屋
8時30分、広河原を出発。みんな気合充分、野呂川の吊り橋を渡り小川を2つ渡ると間もなく分岐に着いた。ここで小休止。いよいよここから急登が始まる。時々沢風が背後から吹き上げてきて気持ちがいい。林の中は丸太の階段や木の根っ子の階段があって、序々に高度を上げてゆく。少し広い所にベンチがあり第一ベンチに着く。木陰に入って小休止。水分を補給して、行動食を食べて元気を補充する。気を取り直して急坂に挑む。やはり坂道はしんどい、ガマンして「なにくそ」と一歩ずつ歩む。林の中では、木陰があり沢風も吹き上がって、暑さを紛らわしてくれる。ベンチがある第二ベンチに着き、小休止。水を飲み、行動食を食べクールダウンする。10分の休憩は短いようだが、先があるので仕方ない。出発するが階段や木の根の張り出しがあって歩きにくい。トラバース道(2180m地点)の手前でアクシデント発生。1人が仰向けに倒れた。すぐに仲間が助け起こし、大丈夫か確認する。本人は「大丈夫、大丈夫」と言って大きな声を出していた。本人の荷物の一部を何人かに負担して負荷を軽くした。しばらく留まっていたが、大丈夫そうなので歩き出す。すぐにトラバース道になり、水平道なのでここからは調子よく歩いていた。しばらくして右手からの沢があり渡渉するが、ここで2人が足を滑らせた。ズボンが少し濡れた程度で大事なく、歩き出す。林の中を少しずつ下がってゆき、左手の湿原のような所を過ぎると、間もなく小屋が見えた。11時47分、白根御池小屋に到着。白根御池小屋は、建て替えたばかりのようで、床も壁もピカピカで気持ち良かった。
7月27日(土) 晴れ
白根尾池小屋・・大樺沢二俣・・八本歯のコル・・北岳山荘分岐・・主稜線の分岐・・北岳山荘・・中白根山・・間ノ岳・・中白根山・・北岳山荘
本日の累積登行高度は1200m程のタフなルート。気を引き締めて4時30分過ぎに小屋をあとにする。雪渓左岸の急登を小休止を挟みながら登っていく。真夏なのに雪渓沿いは涼しい風が吹き抜けていく。八本歯のコルへ向かう右手にはバットレスの岩壁。木の梯子を20基程登りきると北岳山荘の分岐。北岳山荘に荷物をデポし中白根山、そして標高第3位の間ノ岳を目指す。登頂後、天気の崩れを考え足早に山荘へ向かうことにした。途中、ハイマツ帯の中で雷鳥の親子が出現。疲れた私達を癒してくれた。明日は、標高第2位、北岳に備え早目に体を休めることにした。
7月28日(日) 霧のち晴れ
北岳山荘出発・・1つ目分岐・・2つ目の分岐・・北岳・・肩の小屋・・小太郎尾根分岐・・草すべり・・白根御池小屋・・第2ベンチ・・第1ベンチ・・広河原
北岳山荘の吹き流しが真横にバタバタと揺れ、西からの風が10メートル以上あり、視界も霧で悪い中で山荘出発。谷から吹く風に耐えながら、岩場や木の階段を登り、時折、目に入るお花に元気をもらいながら北岳山頂へ。眺望は霧でゼロでしたが、全員が無事に登頂できた感動で、皆で『ありがとう』と言い合いながら記念撮影。
肩の小屋を少し過ぎたあたりから風も弱まり霧も徐々に晴れてきて、ご褒美のような緑のきれいな山の稜線が視界に。富士山まで見えるようになりました。さらに降りてきた草すべりでは暑いぐらいになり、ガレた道に滑らないよう気を付けながら、そして日曜だからか下から登ってくる登山者が多く(海外からの特に観光人のツアーが多いように感じました)、すれ違いにも気を付けながら広河原まで。途中、前日に登った雪渓を眺めて『あんな急(斜面)だったんだ! よう登ったなぁ』と言いながら降りました。北岳からの眺望はありませんでしたが、雷鳥も近くで2度も見ることができ(遠目も入れれば4回)、お天気もよく、とっても楽しい修了山行でした。
7月14日(日) 曇り時々雨
実技⑥ 「キャッスルウオール」
20名参加(内受講生6名)
芦屋川駅・・高座の滝・・風吹岩分岐・・キャッスルウォール基部<登下降訓練>・・高座の滝
小雨混じりの天気の中、夏山登山教室最後の実技を行った。雨の影響か、所々倒木があったり、崩落しかけている箇所があったり、慎重に進んで行った。キャッスルウォールは、雨で岩肌が濡れている場合は、登下訓練は中止の予定であったが、到着時はほとんど濡れておらず、希望者(ほぼ全員)は熟練者の指導の元に訓練を行った。受講生よりアスレチックのようで楽しかった、受講当初はアルプスなんて夢のまた夢かと思ったが、自信が持てた、来年は是非挑戦したい等と頼もしい感想が聞けた。
6月30日(日) 雨のち曇り
実技⑤ 「黒岩尾根」
18名参加(内受講生5名)
新神戸駅‥見晴らし展望台‥桜茶屋‥黒岩尾根‥掬星台‥上野道‥摩耶ケーブル下
数日前からの雨、当日も小雨が降り続き、当初予定していたアドベンチャールートは省き、黒岩尾根の急登で掬星台へ。暑さ指数は警戒レベルの予報ではあったが、黒岩尾根では涼しい風が吹き、掬星台では肌寒いくらいだった。下山も渡渉の多いカスケードバレ-から上野道に変更し、苔の付いた岩、ぬかるんだ下山道を丁寧に歩く練習にもなったのではないだろうか。雨の中でのトレーニングも回を重ね、受講生の方々も雨にも慣れてきた、との声も聞かれ周りの会員との会話も弾んでいる様子が見受けられた。
6月23日(日) 曇りのち雨
実技④ 「ロックガーデン~蛇谷北山」
22名参加(内受講生6名)
ロックガーデン・・東おたふく山・・土樋割峠・・蛇谷北山・・一軒茶屋・・有馬
梅雨入り3日目。朝は曇りだったが、昨日から降り続く雨で川が増水し、地獄谷ルートを断念。ロックガーデンを登る。霧深く緑は艶めき、ジブリの森に来たような山道だが、いつもの眺望はガスで全くなし。レインウェアを着た人は汗をかきながら…着なかった人は雨に濡れながら…ひたすら登る。悪天候の中、各自の心身強化ができたいい訓練になった。受講者が、前回より着実にパワーアップし、会員とも仲良く談笑し打ち解けていて嬉しい。
6月9日(日) 霧時々小雨
実技③ 「武奈ヶ岳」
16名参加(内受講生4名)
坊村‥御殿山‥武奈ヶ岳‥ヤクモ池‥北比良峠‥イン谷口
3回目の実技は比良山系の武奈ヶ岳へ。あいにく断続的に雨が降る予報で山頂付近はガスに覆われ、南東からの風がまともに当たる場所では強風の中を歩きました。時間が限られ、天気も良くなかったのでコースを足早に通り過ぎた1日でしたが、天気の良い日には景色や自然を楽しみながら歩けるコースなのでまた訪れて欲しいです。受講生の方からはしんどかったという感想も聞かれましたが、皆無事歩ききり回を重ねる毎に自信をつけてこられている様子です。
6月7日(金) 19:00~21:00
座学② 神戸市中央区文化センター
21名出席(内受講生7名)
実技①.②を歩き終え、顔見知りになって来て『和気あいあい』の座学②でした。「地形図の見方とコンパス操作」では立ち上がってのコンパス操作を実践し、「装備とパッキングの仕方」では修了山行本番どんな荷物を持って行くべきか、その荷物をどうパッキングすべきかを実際ザックに詰め背負い、どのベルトから締めるべきかを学びました。「山行中の体調不良と救急」では山仲間のドクターから体調管理と心肺蘇生について学びました。
5月26日(日) 晴れ
実技② 「桶居山」
13名参加(内受講生1名)
JRひめじ別所駅・・山神社・・桶居山・・鷹ノ巣山・・別所奥山・・地徳山・・大谷山・・大平山・・豆崎登山口・・JR曽根駅
当日の朝は少し肌寒いと感じた。 この涼しさでも木陰の少ない桶居山の縦走は厳しいかもしれない。 登山口の山神社からのいきなりの急登を頑張り、1時間程で三角錐の桶居山。ここで休憩とコンパスの読図を行う。そしてアップダウンを繰り返し昼食も取り、1時間30分弱で鷹ノ巣山。標高はそんなに高くはないが、海まで見渡せる抜群の眺望が広がり、沢山のハイカーが休憩をしていた。 ここから先は急こう配の百間岩を下り鹿島神社の分岐地点まで下山してきた。 この先は100m程の急登の登り返しで残りの3座を縦走し豆崎登山口に下山した。
受講生の方からは、先週の夏山教室より楽しく登ることができた。 アップダウンが適度にあって、景色もよかった。 皆さんに色々、気をかけてもらえてよかった。・・・との言葉をいただきました。
5月19日(日) 小雨
実技① 「六甲全縦コース(西)」
12名参加(内受講生4名)
鵯越駅〜菊水山〜鍋蓋山〜学校林道〜新神戸
夏山教室実技が始まりました!私達には慣れたクリーンハイクの延長という感じの道ですが、今日は受講生が4名参加。『神鉄鵯越駅』が初めてという方もいらっしゃいました。菊水山の急登も休憩無くベンチから25分で登り切り、全体的にもとても良いペースでした。読図も2回行い、少しは会得できたかと思います。小雨の中、皆さん「疲れた〜」と言いながらも良い笑顔!『雨の日が初めてで、いいトレーニングになりました。』なんて前向きな声も!転倒もなく無事に下山できて良かったです。
5月17日(金) 19:00~21:00
開講式・座学① 神戸市中央区文化センター
21名出席(内受講生7名)
ロの字に並んだ机をぐるりと取り囲み夏山教室が始まりました。
自己紹介では山行の楽しみや夏山教室への意気込み、今年の修了山行・北岳への期待が聞かれました。重さを知りたいとザックを担ぎ重量を体感しました。「服装と歩き方}では経験によるアドバイスがあり、「修了山行のコース案内」ではどんなところへ行くのか想像して、期待度は上昇したと思います。最後には皆さん賑やかに和気あいあいとなりました。
平和大行進 に参加しました。
2024年7月15日(月・祝) 曇り時々雨
JR相生・・相生市役所・・高取峠・・赤穂市役所 約12km
相生駅に予定通り10:30の到着でした。すでに駅前の広場には行進の旗を持った一目瞭然の集団があった。カタツムリのOさんと県連常任理事のSさんの顔見知りがあり一安心する。天気予報も芳しくなく何時降り出してもおかしくない中での出発であった。東京から広島まで通しの方1人や兵庫県内通しの方4人がおられたが、かなり高齢のはずだがお元気であった。 (10名<垂水労山2名、兵庫労山他会8名>参加)
夏山登山教室 2023 修了山行 「奥大日岳~立山三山」
13名参加(内受講生6名)
7月28日(金) 晴れ BS称名滝・・大日岳登山道入口・・牛ノ首・・ 大日平山荘
バス車中から悪城の壁(あくしろのかべ)を見上げる。一枚岩としては日本一の高さがあるらしい。古座川の一枚岩の5倍の高さは圧巻。BSから10分ほどで大日岳登山道入口に着いて標高差500m余りの称名坂を登る。上部以外、傾斜はきつくなく鞍部の牛ノ首に達する。尾根左下には大日平から流れ出る沢が並走している登山道を100mほど登って木道に出る。この大日平は対岸の弥陀ヶ原と共にラムサール条約登録湿地となっている。大日平山荘まで延々と続く木道を管理されているであろう山荘のご主人のご苦労が偲ばれる。
7月29日(土) 晴れ 大日平山荘・・水場・・大日小屋・・ハシゴ・・奥大日岳・・室堂乗越・・新室堂乗越・・剱御前小舎
本日は累積登高高度が1600mほどのタフなルート。下降高度も600mほどある。気を引き締めて4時過ぎに山荘をあとにする。大日平に流れ込む沢筋に沿って450mほど登ってすぐに鏡石。小尾根を越えると主稜線鞍部にある赤い屋根の大日小屋が目に飛び込んでくる。日本庭園を彷彿とさせる“七福園”を過ぎ、傾斜のないハシゴから、崩壊地のような岩場を登って奥大日岳へ。手前で当会の別パーティーが手を振って迎えてくれた。眼前には急峻な東大谷を挟んで剱岳が圧倒的な存在感で鎮座する。
この尾根には二重山稜が所々あって池塘が点在する。クサリのある岩場を下り新室堂乗越へ。ここまでピークを7つ越えてきたが、最後に400m弱の登りが待っている。ようやく辿り着いた感がある剱御前小舎からの夕日は美しかった。
7月30日(日) 晴れ 剱御前小舎・・別山南峰・・富士ノ折立・・大汝山・・雄山・・一の越・・浄土山・・室堂山展望台・・室堂山荘分岐・・みくりが 池温泉
皆さんよくご存じの立山三山、別山と立山、浄土山。思っていたよりも安定した登山道でした。
北アルプスの山々を見ながら(富士山や八ヶ岳も)の天空の縦走。数々の山を望んで、次はあの山に登りたいと希望を抱いたメンバーもいたことでしょう。
夏山登山教室 2023
5月19日(金) 19:00~21:00
開講式・座学① 神戸市中央区文化センター
17名出席(内受講生9名)
一般受講生・会員受講生併せて9名を迎えて夏山登山教室が始まりました。開講式での自己紹介、教室の日程等の説明に続いて、座学①の「服装と歩き方」では今後の実技や修了山行での服装と歩き方について説明、「修了山行のコース案内」では修了山行で行く奥大日岳・立山三山の行程の案内をしました。7月末の修了山行に向けて2カ月間6回の実技を行います。
5月21日(日) 晴れのち曇り
実技① 「桶居山」
14名参加(内受講生5名)
姫路別所駅・・山神社・・桶居山・・鷹ノ巣山・・百閒岩・・鹿嶋神社
最高気温25℃暑さ指数は警戒25の予測が出ている中、暑熱順化を始めるには木陰の少ない岩々した桶居山からの縦走は厳しいかもしれない。登山口の山神社からのいきなりの急登を頑張り1時間で美しい三角錐の桶居山。(宮本武蔵が兵法を習ったと「播磨鑑」にあるそうです)ここで休憩とコンパス読図を行う。そしてアップダウンを繰り返し、昼食も取り、2時間弱で鷹ノ巣山。標高は264mと低いが海まで見渡せる抜群の眺望が広がり、親子連れも来られる人気の山のようです。今回は馬の背ではなく、ここから先の百間岩を下ります。傾斜30度高低差60mで滑りにくい岩肌ではありますが恐怖心は否めない。けれども皆、立ち止まることもなくあっという間に降りていきました。素晴らしい!鹿嶋神社にコースタイム通り下山しました。自分へのご褒美に鹿嶋神社名物の柏餅を各々買われていました。
受講生の方々からは、色んな岩を見たり、登ったり、皆で一緒に暑さに負けず歩き通せて楽しかった!との言葉を頂きました。
5月28日(日) 曇り
実技② 「菊水山~鍋蓋山~学校林道」
13名参加(内受講生6名)
鵯越駅・・石井ダム分岐・・菊水山・・鍋蓋山・・桜茶屋・・学校林道・・雷声寺
気温は24℃で曇り、森の中を歩き進む実技②は前回に比べるとまだ涼しいとはいいつつ、湿度の高さが気になるところである。前半の鵯越駅から鍋蓋山辺りまでのルートは垂水労山がクリーンハイクを担当しているということもあり、比較的安心して歩くことができる。菊水山頂上直前では眼下に神戸の街が一望でき、涼しい風が通り抜ける。頂上までもうすぐ。菊水山の頂上でコンパス読図を行う。ここで休憩とコンパス読図を行う。菊水山をいったん下り、再び鍋蓋山の傾斜を上がっていく。鍋蓋山頂上では読図を行い、これから進むルートの説明を行う。まだまだこれで全ルートの半分だが、疲労感を感じる登りはそう多くはない。比較的高低差の少ない道を大龍寺山門を経由して進み、桜茶屋へ。トイレ休憩をとる。そして、学校林道に向けて歩き進める。学校林道分岐の休憩では、これから通るルートの地形に言及しながら読図も行った。学校林道は落ち葉が多く、滑りやすい道であり、ちょっとしたハプニングもあったが、無事皆雷声寺にたどり着くことができた。予定時刻より30分早く下山することができた。 受講生の方々からは、無事歩き切れてよかった・新緑が気持ちよかった等の感想があった。
6月8日(金) 19:00~21:00
座学② 神戸市中央区文化センター
17名出席(内受講生9名)
実技①.②を歩き終え、一般受講生・会員受講生9名全員揃っての、座学②でした。「地形図の見方とコンパス操作」では立ち上がってのコンパス操作を何度も実践し、「装備とパッキングの仕方」では荷物を持って来てザックに詰め、背負い、どのベルトから締めるべきかを実際学びました。
その後、連絡事項の時間を使い、高山病予防の一つとして「口すぼめ呼吸」の説明をしました。
6月11日(日) 雨のち曇り
実技③ 「雨天代替コース」
14名参加(内受講生8名)
神鉄有馬温泉駅‥落葉山‥灰形山‥湯槽谷山‥極楽茶屋跡‥ガーデンテラス‥油コブシ‥六甲ケーブル下
実技③は武奈ヶ岳に行く予定でしたが、雨の予報で雨天代替コースに変更しました。小雨の降る中、レインウエアを着て有馬温泉を出発。有馬三山を越えて六甲山の稜線まで上がるルートはアップダウンの連続で体力を消耗します。雨の中の立ち休憩でこまめにエネルギー補給して次の登りに備えます。幸い雨も風も強くならず樹林帯で雨を凌げました。ガーデンテラスに着く頃には雨が上がり一瞬の霧の晴れ間に神戸、大阪の景色が楽しめました。受講生からは雨の中歩くのは初めてで体験できてよかったとの前向きな感想をいただきました。
6月25日(日) 曇りのち晴れ
実技④ 「山芦屋公園~地獄谷~雨ヶ峠~蛇谷北山~ 一軒茶屋~有馬」
16名参加(内受講生7名)
阪急芦屋川駅‥地獄谷‥風吹岩‥雨ヶ峠‥土樋割峠‥蛇谷北山‥一軒茶屋‥東屋‥有馬虫地獄
梅雨の合間の晴れの日。暑さ指数は終始警戒レベルの予報ではあったが、例年通りの水量の地獄谷の水の中を歩くには心地良く、さほどの渋滞もなく16名と大勢だったけれど、ほぼ予定通りの時間で風吹岩に着いた。受講生の方々から水の中を歩くのは楽しいという言葉も聞かれた。
途中の万物相からは芦屋の街並みと大阪湾が一望に晴れ渡りくっきりと見えた。 雨ヶ峠で昼食/読図をし、東おたふく山の緑の草原を越えて土樋割峠へ。そこからの蛇谷北山へのコースは緩い登りが続き、高湿度の中、体力消耗との戦いであった。一軒茶屋でひと息ついて、有馬に向かって魚屋道を下った。希望者は銀の湯で汗を流してさっぱりとして帰路についた。
7月9日(日) 雨時々曇り
実技⑤ 「市ケ原~黒岩尾根~掬星台~上野道~摩耶 ケーブル下」
12名参加(内受講生5名)
新神戸駅・・見晴らし展望台・・桜茶屋・・黒岩尾根・・アドベンチャーコース・・掬星台・・上野道・・摩耶ケーブル下
雨予報の為、当初予定していた掬星台からの下りを、杣谷から上野道に変更して実技⑤を実施した。小雨で湿気も高く蒸し暑い中、急登が続く黒岩尾根を登る。立ち休憩を何度か取りながらアドベンチャーコースの分岐へ。アドベンチャーコースを地蔵谷まで下り、天狗道と合流し摩耶山まで登り返しだ。掬星台でひと息ついたが、霧の中で全く展望はなかった。上野道を下り摩耶ケーブル下近くまで来ると大粒の雨が降り出した。杣谷を下らずに良かったと実感した。受講生の方々からアドベンチャーコースが良かった、今日も楽しかったとの感想をいただいた。
7月16日(日) 晴れ
実技⑥ 「奥高座周辺」
14名参加(内受講生6名)
高座ノ滝‥ロックガーデン中央稜‥高座谷左俣…キャッスルウォール基部 (登下降路を空荷で↑↓)‥奥高座ノ滝‥落ち口上‥奥高座左俣‥アカシヤ尾根‥高座谷左俣出合‥高座ノ滝
最後の実技、午後から修了山行ミーティングがあるので今日は半日コース。岩場の通過を組んでいるのでザックは小さめ軽め。それでも梅雨の晴れ間、日射しは厳しく、暑さ指数は実技中最高の29.7(神戸10時)を記録した。南風はあるが蒸し暑い中央稜から細流がある高座谷左俣を下る。キャッスルウォールの登下降路を空荷で上部バンド辺りまで登り下り。奥高座ノ滝右滝の落ち口上の広場まで右滝左滝の間の岩場を登り切ってホッとする。風の小滝からアカシヤ尾根への予定だったが、奥高座左俣の渓相が変わっていて早めに左の尾根に登ってしまった(反省💦)。ために、高座ノ滝まで予定より15分オーバー。
7月16日(日) 15:00~17:00
修了山行ミーティング 灘区文化センター会議室C
17名出席(内受講生7名)
最終実技⑥を無事に終えた下山後に、修了山行を迎える為のミーティングが行いました。
配布書類<登山計画書・行程表・断面図、地形図、交通と宿泊費用、天気情報取得アプリ>に沿って、持ち物、交通手段、行程表、地図では危険個所など確認する。テキストを使って、雷発生時の注意点も促した。
・毎回の綿密な計画に驚いた ・歩荷トレなど頑張れた ・修了山行を楽しみにしている 等々受講生の皆さんから感想が寄せられました。
2か月に及ぶ夏山登山教室は、和気あいあいとチームワークもでき、修了山行へのモチベーションも高まり、閉講となりました。 さあ、立山へ‼